法人iPad・タブレットの正しい処分方法は?廃棄・買取など方法ごとに解説!

使わなくなった法人タブレットの処分にお困りではありませんか?
使用しないタブレットを放置すると、セキュリティリスクが高まりますが、「どの処分方法が自社に合っているか分からない」と悩む方も多いはず。
結論から言えば、法人タブレットの処分は「売却」がおすすめです。しかし、「売却のメリット」や「ほかの処分方法との違い」を知っておくことも重要です。
そこで今回は、法人タブレットの主な処分方法や注意点をわかりやすくまとめました。タブレットの処分を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
【法人専門】プライム上場の加賀電子グループの確かな技術力と実績による、PC買取・データ消去サービス
法人タブレットを処分する5つの方法
まずは法人タブレットの処分方法を解説します。処分は以下5つの選択肢があります。
- リサイクル業者に依頼する
- 家電量販店に持ち込む
- Apple Storeに持ち込む
- 専門の買取業者に依頼する
- 産業廃棄物として自社で処分する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.リサイクル業者に依頼する
タブレットは、リサイクル業者に買取や無料回収を依頼して処分できます。
訪問や宅配で回収してくれる業者もあり、社内に残った端末を手間なく処分できるのが利点です。
回収後は再販や再資源化され、有効に活用されます。
ただし、情報漏洩を防ぐためにも、信頼性の高い業者の選定が重要です。
公式サイトや口コミの確認に加え、環境省が公表する「小型家電リサイクル認定事業者」を参考に確認しましょう。
参考:認定事業者および連絡先一覧|環境省
2.家電量販店に持ち込む
タブレットは家電量販店でも回収してもらえる場合があります。店頭への持ち込みのほか、配送による引き取りサービスを行っている店舗もあります。回収後は、小型家電リサイクル法に基づき適切に再資源化されます。
ただし、回収に費用が発生することもあり、料金や対応条件の事前確認が必要です。
またタブレットの持ち込みが必須の場合は、担当者の負担が大きいでしょう。
3.(iPadの場合)Apple Storeに持ち込む
iPadの場合は、近隣のApple Storeに持ち込むと無料で回収してもらえます。
オンライン・店頭いずれも「Apple Trade Inプログラム」の一環として実施されており、宅配回収も選択できます。
回収された端末は、リサイクル工場へ送られ、鉄・アルミ・ガラスはもちろん、金・銀・銅・コバルトなどの希少金属も回収され、資源として再利用されます。
加えて、再資源化処理が完了した後には、「廃棄処理報告書」を申請できます。
法人のコンプライアンスも満たし、安心して処分できます。
4.専門の買取業者に依頼する
法人タブレットの処分方法として、もっともおすすめなのが専門の買取業者への依頼です。
売却益が得られるうえ、産業廃棄物として処理する場合のようなマニフェスト作成も不要です。
買取価格をできるだけ高くするには、事前にパスワードを解除しておきましょう。
また、初期化も済ませた状態で渡すと、査定が早くなります。
5.産業廃棄物として処分する
買取業者が見つからない場合は、産業廃棄物として処分しましょう。
その際は、産業廃棄物処理業者と「産業廃棄物処理委託契約書」を交わし、処理の過程を記録するマニフェストの発行が必要です。
また、処分は「産業廃棄物収集運搬業」の許可を持つ業者に依頼しましょう。
無許可業者と契約した場合、発注者側にも罰則が科される可能性があるので注意が必要です。
法人タブレットの処分を慎重に行うべき理由とは?

法人情報が入っているタブレットの場合、処分に注意が必要です。
ここでは法人タブレットを処分する際の「リスク」と「初期化」を解説します。
個人情報・業務データが残るリスク
法人タブレットには、顧客情報や機密情報が保存されていることが多く、不用意な処分は情報漏洩のリスクにつながります。
万が一、適切な初期化を行わずに第3者の手に渡ると、データを抜き取られるおそれがあります。
まずは、タブレット内に残っている情報資産を確認しましょう。
重要なデータが含まれている場合は、安易に廃棄せず、専門業者への相談など慎重な対応が必要です。
必ず初期化を行う
タブレット処分時は、最低限の対策として初期化が必要です。
初期化の操作は比較的簡単であり、情報漏洩の防止に一定の効果があります。
ただし、初期化ではデータが完全に消えるわけではなく、専用ツールで復元される可能性があります。
確実に消去したい場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
タブレット・iPadは買取に出すのがおすすめ!おすすめする4つの理由
ここまでタブレットの処分方法を解説しましたが、オススメする処分方法は専門業者への売却です。
オススメする理由は以下の4つです。
- お得に処分できる
- iPadは買取市場で人気
- 持ち込みの手間がかからない
- 情報漏洩のリスクが低い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.お得に処分できる
タブレットやiPadの売却により、売却益を得ることができます。
廃棄業者に依頼すれば処分費用がかかりますが、買取してもらえば逆にお金が手に入ります。
状態の良い機種であれば高値がつきますし、台数が多ければまとまった資金となります。
売却によって得た資金を、次の事業やIT投資に回すことができるでしょう。
2.iPadは買取市場で人気
iPadは中古市場でも高い人気を誇ります。
理由はApple製品がデザイン性・性能・サポートの面で評価が高く、中古品でも安定した需要があるからです。特にiPadは、教育現場や家庭での娯楽用として広く活用されており、世代を問わずニーズがあります。
弊社が某大手買取会社からリサーチしたところ、2025年7月時点で以下の買取相場となりました。
・第9世代(2021年発売)iPad:35,200円
・第7世代(2019年発売)iPad:22,000円
・第5世代(2017年発売)iPad:9,900円
もちろん、製品の状態や買取業者によっては、より高値で買い取る場合もあるでしょう。
また、古いiPadであっても買取が行われており、iPadは中古市場で値崩れしにくい特徴があります。
3.持ち込みの手間がかからない
大量のタブレットを一度に処分する場合は、店頭への持ち込みは大きな負担になります。
その点、専門業者の買取サービスは多くの場合「配送」や「集荷」に対応しており、担当者が外出せずに処分できます。
業務の合間に手続きが進められるため、忙しい現場でも無理なく処分できます。
4.情報漏洩のリスクが低い
信頼できる買取業者に依頼すれば、状況に応じて適切な方法でデータを消去してくれます。
そのため、自身で処分するよりも情報漏洩のリスクを抑えられます。
データ消去に慣れていない場合、手順を誤ってデータが残ることもありますが、専門業者はその心配がありません。
ただし、悪徳業者も存在するため業者選定は注意が必要です。
次の章では、良い業者と悪い業者の見極め方を解説します。
買取業者を見極めるポイント

タブレットなどの電子機器の売却は買取業者の選定が最も重要です。業者選定のポイントは以下3つです。
- 信頼できる業者か
- 安全で確実なデータ消去が可能か
- 納得できる見積書であるか
それぞれ見ていきましょう。
1. 信頼できる業者か
タブレットを売却するうえで最も重要なことは、信頼できる業者か見極めることです。
信頼できる業者の選定で、情報漏洩などのトラブルを防ぎ、スムーズな売却ができます。
以下の基準を参考に業者の信頼性を確認しましょう。
・ISO27001(情報セキュリティマネジメント)やISO14001(環境マネジメント)などの資格を有している
・プライバシーマークを取得している
・過去の実績が確認でき、十分な実績を有している
・買取金額が相場と比べて妥当(高すぎない)
・事業所や法人ホームページを有している
これらの要件を満たしていない場合は、タブレットの売却は避けた方が無難です。
2. 安全なデータ消去が可能か
機密情報が入っているタブレットの場合は、データ消去の確認が必要です。業者には、「データ消去完了証明書」の発行を依頼しましょう。
データ消去完了証明書とはデータを完全消去した際に発行される証明書です。また、データ消去手法の選択肢が明示されていると安心です。
タブレットの場合、データ消去は「初期化」と「ストレージ暗号化」や「上書き消去ツール」を組み合わせる方法が一般的です。
3. 納得できる見積書であるか
見積金額の内訳を確認し、納得できる内容か確認します。見積書では特に、以下の項目をチェックしましょう。
・データ消去費用
・送料や引取費用
・その他の諸経費
買取金額を大きく見せるため、上記項目をわざと記載しない業者もあります。単純に見積額を比較するだけでなく、見積書の内容も精査が必要です。
5. 法人iPad・タブレットの売却は加賀マイクロソリューションにご相談ください
法人タブレットの売却は、加賀マイクロソリューションにお任せください。
弊社は、東証プライム上場企業である加賀電子株式会社のグループ会社として、創業から累計100万台以上の買取実績がございます。
法人PC・タブレット買取サービス|加賀マイクロソリューション
データ消去では、お客様のポリシーに沿った方法をご提案できます。また、タブレットの状態にあわせて、ご納得いただける価格で買取をいたします。
安全・確実・納得価格でタブレットを売却したい法人様は、お気軽にお問い合わせフォームから、ご相談ください。
法人iPad・タブレットの処分は「売却」がおすすめ!買取業者は信頼できる業者の選定を
法人タブレットの処分方法は以下の選択肢があります。
・リサイクル業者に依頼する
・家電量販店に持ち込む
・(iPadの場合)Apple Storeに持ち込む
・専門の買取業者に依頼する
・産業廃棄物として自社で処分する
オススメする処分方法は「買取業者への依頼」ですが、売却時にはデータ漏洩リスクに注意が必要です。買取業者を選定する際は、買取実績が豊富で、信頼できる業者を選びましょう。